minamoToのブログ

旅行と音楽が好きです

2015アメリカ〜ボストン編その1

アムトラックでボストンへ

20時半頃にワシントンユニオン駅へ到着しました。(たぶん)
乗る予定のNortheast Regional 66号は時刻表ページの「Northeast Corridor 2」によればChecked Baggageのマークが有りますのでスーツケースなどの預け入れが可能です。窓口で直接チケットから買うときにはパスポートが要るっぽいですが、予約して支払い済みだと何も要らないようです。一応駅の発券機で発券しましたが、予約時にメールに添付されたPDFを印刷したものでも、画面表示されたものでも、AmtrakアプリからPassbookにダウンロードしたものでも何でも使えます。
22時10分発ですが安全のためかギリギリまでホームに入れてくれません。安全のためと言ったのは、ワシントン駅はホームの高さがなく、レールと同じ高さを歩くので容易に撥ねられるのではないか、と思ったからです。ニューヨークやボストンは普通のホームになっています。
座席は自由で早い者勝ちです。予約には「席の数がないことはないよ」という意味しかありません。出発すると車掌がやってきてチケットを読み取るなどして「ここにはどこ行きの人が座ってるメモ」を網棚のところにはさみます。もし席を移動するときにはメモも座席に対応する場所に一緒に移動させないとたまに車掌がチェックして「おまえ移動したんか?」と言われます。まあ言われるだけで殺されたりはしません。
エコノミー(アメリカではCoach Classという)ですが飛行機で言うところのプレミアムエコノミーぐらいの席の広さで、そこそこリクライニングするので窮屈というわけではないです。めっちゃ快適というわけでもないですが。窓側にはコンセントがあり、微妙な速度のwifiが飛んでいます。

ミニトラブル〜安眠を妨害する様々な敵たち

寝ないと次の日大変なことになるので寝ないといけませんが、ラップをスピーカーで鳴らすおっさんの登場や、安眠できる角度まで倒れないリクライニング、明るい減光された照明のせいで寝れません。おっさんはそのうち静かになり、座席についてははじめ母親と隣同士に座っていましたが、半分も座席が埋まっておらず、2席まるまる空いている席もあったので、それぞれ2席占有して横になることである程度寝れました。明るい減光された照明は顔を上着で覆うことで解決しました。

朝焼けがきれい

とはいえ寝る環境としては劣悪なので数十分おきに目がさめては寝、の繰り返しでしたが、4時ごろになると外がやや明るくなってきます。オレンジ色できれいでした。
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あまり写真では伝わらないのが残念*1

ボストンに到着

そうこうしているうちに8時になり、Boston South駅に到着です。荷物は荷物車両から直接ホームに出され、クレームタグを見せて引き取ります。すごく汚れていました。
ボストンでは地下鉄やバスはチャーリーカードというICカードに適宜チャージして使います(使えます)。ニューヨークの地下鉄のように券売機では買えず、ウロウロしていると近くのおっさんが、(開いてんのか開いてないのかわからん)窓口で買えるで、と指さして言うのですが、見てみても薄暗いし、やっぱり嘘やろ閉まってるやんけ、とおもったら10個ぐらい閉まってる窓口が並んでるうちの一番右に本当に人がいまして、買えました。おっさんありがとう。
何度もいいますがアメリカは道という道が汚い。使う税金が無いのでしょうが、最低限の整備しかされていない道も少なくなく、土足である程度きれいなのは建物の敷地内だけではないでしょうか。地下鉄の通路も例外ではなく、スーツケースのコロが汚れるな〜と思いながら歩いてホテル最寄り駅に向かう地下鉄のホームに到着しました。

ミニトラブル〜めおとげんか

朝から喧嘩です。普通の会話でも一発で3割わかればいいほうなので、ケンカ口調だとほとんど何言ってるかわかりません。ずーっと男のほうが大声で女を罵っている感じが続いて、こちらもあんまり寝れてないし、朝のダイヤなのか電車がなかなかこないし、寒いし朝やしで少しイライラしていると、とうとう女の方もブチ切れて同じ感じで口論が開始されました。まあ日本でも外で大げんかみる機会もないので興味深く見ていると、そろそろ電車が来る頃になりました。するとどうやらこの男「もうほんなら死んだるわ!」的なことを言いながら上着を脱ぎだし、飛び込み自殺を図ろうとするのです。現場からは10mぐらいしか離れてないし、周りに数人いるけど誰も止めないし、止め方わからんし、仮に「ドントスルーユアボディー!」とか外人に言われたら逆に喧嘩売ってるような感じになるし、でもこれもしほんまに飛び込んだら肉片とか飛んでくるよな、いやでもどうせ虚勢やし飛び込まんやろ…でももしものことがあるよな…と思っていると案の定飛び込みませんでした。
となると次にブチ切れるのは黒人女性車掌です、「そんなことする奴はもう乗せられへん、出て行け!お前もな!」とカップルごと外へ連れて行かれました。女は「私は関係ないやん」的なこと言ってましたがハタから見たらどっちもどっちでしょう。

ホテルへ

そんなこんなで駅につき、ホテルへ歩きます。大雪大雪と聞いていましたが、人や車が通る道は除雪がしてあり、生活には支障が出ないようになっていました。ホテルは「入口がわかりにくい」というレビューがありましたが、わかりにくい入口を探す気になっていればさほど苦労はしませんでした。部屋には入れないので荷物を預け、ICA (The Institute of Contemporary Art/Boston) へ。現代美術館です。ホーンが回転しながら現代音楽を放つ音響システムや、内蔵が挟まれた壁、掃除機のヘッドが並べられた窓枠、バケツを持つ壁から生えた手など、まあそういうやつです。ホーンが回転するスピーカーは一階の売店で1つ100万円で売られていました。

科学博物館へ

対象年齢層が低めで、ついでに大人も楽しめる感じです。ポンプだとかギアだとかエンジンなどの簡単な模型がそこそこ面白かった。
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S氏向け画像。
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ホテルに戻って一休みしているうちに、雪という雪が降り始めました。晩飯を食わないわけにはいかないので、傘が無意味化される程の雪と闘いながらプルデンシャルセンターのフードコートで何かを食べました。わすれました。

ボストン編その2へ続きます

*1:腕を磨く必要しか無い