近況報告(2016〜2020)
2年ぶりです。
最近の大きな流れとしては、
- 新卒で入った某電機メーカーを退職する
- オランダ駐在条件で某社に転職する
- コロナで予定がめちゃくちゃになる
- なんやかんやでオランダに行く←いまここ
てな感じです。これに沿って順に書きたいことを書きます。
新卒で入った某電機メーカーを退職する
新卒と言っても、院卒1浪1留のため、勤務地同じ(元)同期60人の中では同じ院卒でも大半が2個下、いても1浪の1個下でした。さらに学卒の同期は最大4個下です。妹と同い年。
とはいえ、みんな仲良くしてくれましたし(個人の感想です)、今までこれを後悔したことは殆どないし、足かせになったこともないです。思い出す限り。そりゃあ全員と仲良くはできませんが、それはそもそも人の性質依存のものなので年齢は関係ないと思います。
後悔したことはないけど、おかしなことは起こります。入社3年間は教育担当が非常に近い位置で面倒を見てくれます。「会社の中では実力もあるしいつでも教育担当になれるが、ストレート学卒のため、院卒の多いこの部署ではどうしても入ってくる新卒の方が年上となってしまう」ということからなかなか教育担当にアサインされなかった5年目の先輩が「もうさすがに院卒が入ってきても年下やろ」と上司に判断されて、配属されたのが彼と同い年の僕でした。なんなら2月ほど僕のほうが上でした。他にも同い年のストレート院卒と1浪院卒が居て、同じ課で4人が「同い年だが入社年度が全員違う」という状況でした。心ではどう思ってるかわかりませんが、当然下から上は敬語になるので、「高校生の時に出会ってたらこうはならなかったのに」という実に無意味な反実仮想を繰り広げたりしていました。(「たり」は通常2回続けて使います。)
やめた理由は色々ありますが、簡潔に言うと「やりたいことと違う」です。ただ、非常に明確にやりたいことがあるわけでもなかったので、あくまで補集合です。新卒の就活をもっと真面目にしたほうがいいと思いました。今も思っています。これは多分ずっと後悔するので、たまに後輩に相談を受けたら必ず伝えています。
オランダ駐在条件で某社に転職する
一般的に言って「新卒の就活を真面目にやらなかったという失敗」は転職で完全に取り返すことはできないと思います。理由は時間的な問題と、経験値的な問題です。
新卒はその気になれば理論上は数十社と面接までいけるかもしれませんが、特段理由がない限り無職期間がないほうが望ましいので、必然的に就労中に転職活動することになります。僕の場合、最終面接まで進んだのは3社でした。5社ぐらいまでなら行けるかもしれませんが、面接のタイミング・内定保留期限をかなり考慮しないと難しいと思います。
あと、よっぽど(広義の)才能がなければ、前職と同じカテゴリの仕事を探すことになります。新卒扱いを許容するなら、ある程度変更はできますが、それでも年齢フィルターが少なからずあるので、やはり完全に取り返すことはできませんね。
でもここまで考えておいて、果たして完全に取り返す必要はあるのか?という問題はあります。結局、じゃあ新卒就活自分基準でめちゃくちゃ頑張って入った会社が微妙だった、という後悔になったかもしれないことを考えると、もうこれは運命として諦めましょう。
そんなこんなで、オランダに行くことにしました。
コロナで予定がめちゃくちゃになる
オランダ駐在は今年5月の予定でしたが、3月下旬ぐらいにEUに入れなくなり、その後就労許可申請が停止になり、無期限延長状態でした。
プライベートでも結婚式が延期になったり中止になったり、カラオケ大会が中止になったり、実家の仕事が壊滅的ではないが持続化給付金対象になったり、気軽に遠出しにくくなったり。
世の中の命に関わるつらい人たちに比べたら甘々の甘レベルですが、それでもこれまでの日常をかき乱されるストレスは大きいです。変な争いも起きますし…。
せっかく溜まったマイルもどう使っていいのだろうか。いつまでも期限延長されるわけでもないので…。
コロナは10年仕事である、という割と納得できるが悲惨なストーリーを貼っておきます。
なんやかんやでオランダに行く
オランダが7月に日本を含めた数カ国を低リスク国と指定してくれたので、注意を払って出張に行くことになりました。そして11月から駐在予定です。
コロナ情勢
アムステルダムのような大都市ではないのもあってか、ほとんどの人がマスクをしていません。数ヶ月前のヨーロッパの状況に比べるとだいぶ収まってはいるものの、気を抜いていられないが、かといって緊迫しているかというとそうでもありません。街なかに出るとみんな普通の生活をしているように見えます。そもそもオランダ自体が九州サイズで、人口一位のアムステルダムですら80万人しかなく、一方大阪だけで900万人いますから、いろんな感覚を補正する必要があります。
体調
もう終わったことなので書きますが、ある週の水曜日の夜に喉の痛みと微熱が発生し、そのまま最大39.7℃まで上がりました。喉が腫れていたのでいつもの扁桃腺炎だろうと思っていましたが、会社としてはこのご時世なのでコロナ前提で行動、ということで、PCR検査を受けることになりました。偽陽性を恐れていましたが結果は陰性、結局4日寝込んで自力で直しました。
そうはいっても偽陰性だったかもしれません…ただ、明らかな陽性者と接触していない場合はそれ以降の行動制限は必要ないとのことでした。逆に接触があれば、(偽陰性を疑って)陰性であっても14日間は自宅待機を要請されます。なので、総合的にウイルスを抑え込める方向のシステムだと感じました。
なお、オランダでは発熱など症状があれば無料で検査が受けられます。しかし無症状のいわゆる安心目的の検査はできません。
そもそもここ数年扁桃腺炎というか咽頭炎?が慢性化していた感じで、3年ほど前に点滴打つほどのしんどいやつに襲われてからは扁桃腺に白苔(白い膿)がついても(一般的には白苔つくととても高熱がでるっぽい)微熱程度だったので、オランダで発症しても軽症だろうと高をくくっていた矢先の出来事でした。そしてこの3年前の扁桃腺炎をきっかけに後鼻漏(いわゆる蓄膿症・慢性副鼻腔炎の症状)となり、喉に菌が行きやすい状況となっていたことと、自分では問題ないと思われていた異国での生活の無自覚ストレスであのような高熱になったのと考えています。(勤務時間としてはホワイトな一週間だったのが、22時に帰っていた数年前よりも疲れていました。かなり早めに寝るとマシになる。)
今は運動不足による体力低下起因と思われる疲れやすさ以外は体調は良いです。ランニングをしないといけません。
生活
食生活
やはり如何に日本が生活しやすいかをひしひしと感じます。(気候は除きます(後述))食生活については、いまはホテルぐらしなので、台所がなく電子レンジもないので料理らしい料理がほとんどできない。外食は高いし、デリバリーは一人にしては多すぎるしやはり割高。まあこれはアパートに移動できればある程度解消できるものと思われます。アジア食材店も近くにあるので、今後和食を作れないこともない。
気候
夏は過ごしやすいこと限りなし。湿度が低くて日差しは熱くても蒸し暑くはないので不快度としては日本の夏を大幅に下回ります。今日なんて夕方の気温19℃でした。夏の概念とは。
でも、いいことばかりではありません。全身乾燥肌のため、肌の状態は悪いです。日本では冬は同じ問題で非常に辛いのですが、その辛さが1年間続く感じです。風呂上がりに保湿剤を塗りたくればいいのですが、それでも痒みがでたりします。風呂嫌いの一因です。
あと日本に比べて高緯度かつサマータイムがあるので、日没が遅い。今はだんだん日没が早くなってきていますがそれでも21時でも夕焼け〜薄暗いというレベル。当然逆に冬は日がとても短いんですが。サマータイムもEUは来年で終わりらしいです。理由はコスパが悪いから、とされています。
買い物
具体的に何が手に入りにくいか、は忘れたのですが、コンビニ、コーナン、ヨドバシ、アマゾンになれたこの体、なかなかちょっとずつストレスです。これもアパートに移動できれば、いくつかは解決しますが、あくまでいくつかです。
全体的に品揃えが微妙、というか全体的に果物屋・八百屋的な小売り形態が多数を占め、あそこの店に行けばある程度何でも揃う、のレベルが違います。まあそれは他の諸外国に旅行行ったときも似たようなことを感じた記憶があるので、オランダに限ったことではないですが。
オランダのアマゾンというのもなく(あるにはあるが日本のアマゾンとはやはり品揃えがぜんぜん違う)、代わりにbol.comというのがありますがオランダ語しかないこともありまだ使い慣れていません。(ウェブページ翻訳で大方なんとかなりますが)
ぐらいでしょうか。いい時間になったので飯食って寝ます。また。